2006年06月09日

●鳥居は『鳥が居る』ということである(EJ第887号)

 昨日、下鴨神社は実質的に神道の総元締めのような存在である
という話をしました。今回の古代史の話は、「八咫烏(ヤタガラ
ス)」の話から入っていますので、ときどき話を整理しながら、
八咫烏と結びつけていきます。
 実は下鴨神社は八咫烏を祀っているのです。下鴨神社の主祭神
の1人「賀茂建角身命(かもたれつねみのみこと)」は賀茂氏の
祖先であり、この主祭神が八咫烏なのです。賀茂建角身命は神武
天皇の母である玉依姫(たまよりひめ)の父親に当たります。と
いうことは、神武天皇の祖父に当たるわけです。神武天皇が八咫
烏に助けられたという神話は、神武天皇の祖父が八咫烏となって
孫の神武天皇を助けたということになります。
 下鴨神社は、漢波羅の本拠地ですから、その神社が祀る賀茂建
角身命は漢波羅の親玉的存在ということになります。つまり、大
漢波羅というべき存在です。ここで、留意していただきたいのは
賀茂建角身命だけが八咫烏というわけではなく、代々引き継がれ
て、それはある集団を指すようになってきていることです。
 つまり、八咫烏とは、下鴨神社に属して陰陽道をきわめ、カッ
バーラを知り尽した漢波羅の集団の名称と考えるべきなのです。
もっと具体的にいうと、漢波羅の中でももっとも優秀な漢波羅が
構成する秘密組織なのです。
 そして、重要なことは、この秘密組織は昔存在しただけではな
く、現在もなお存在するということです。もちろん、秘密組織で
すから、ひそかにそれは存在するのです。
 それでは、秘密組織八咫烏は、何を目的としていまもなお存在
しているのでしょうか。
 八咫烏の使命は、「この国――日本を存続させること」あるの
みです。天皇を裏で支え、神道を根幹として霊的な呪術をはりめ
ぐらすのです。この秘密組織の一団は、下鴨神社を拠点としてひ
そかに活動しているといわれます。皇室の存続と神道の擁護のた
めに彼らは働いているのです。あなたは、信じられますか。
 ところで、神社には「鳥居」があります。鳥居は文字通り「鳥
が居る」という意味です。何のために居るのかというと、それは
不審者が入ってこないよう監視しているのです。
 家の中の部屋の門というべきものに「鴨居」があります。これ
また「鴨」――鳥が登場します。神社の参道にはいくつもの鳥居
があり、家の中にもいくつも鴨居があるように、奥の院、奥の部
屋にたどり着くには、いくつものトビラを開かなければならない
わけです。それらのいくつものチェックポイントで、八咫烏が目
を光らせているわけです。
 この八咫烏の存在を知ったうえで日本史を調べると、そこには
ぜんぜん別の歴史が展開されているのを知ることができます。少
なくとも日本の歴史においてかつて権力を握ったものは、この八
咫烏のめがねにかなった人物だけなのです。
 日本最古の神社のひとつに、奈良の大神(おおみわ)神社とい
うのがあります。一度EJで取り上げたことがある神社です。大
神神社には本殿はなく、ご神体は三輪山にあり、山そのものを遥
拝するために拝殿があるのみです。そして、三輪山の麓に鳥居が
立っているのです。
 添付ファイルを見ていただくと分かるように、この鳥居は非常
に変わっています。3つの鳥居が横一列に合体しているのですが
鳥居の足は4本しかないのです。中央の鳥居だけは大きく、左右
の鳥居は小さいのです。これを「三ツ鳥居」と呼んでいます。
 なぜ「三ツ鳥居」なのかというと、大神神社は三神を祀ってい
るからです。三神とは次の通りです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
       和魂 ・・・・・ 大物主神
       幸魂 ・・・・・ 大己貴神
       奇魂 ・・・・・ 少彦名神
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 正面の一番大きな鳥居が大物主神、向かって右の小さな鳥居が
大己貴神、左の鳥居が少彦名神です。それでは、「和魂」、「幸
魂」、「奇魂」とは何でしようか。
 神道では、神の御魂を次の二つに分けています。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    和魂(にぎみたま) ・・・ 神の和やかな魂
    荒魂(あらみたま) ・・・ 神の荒らぶる魂
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 「和魂」というのは神の和やかな魂のことです。自然界におけ
る恵みや幸といった人間を祝福する側面です。人間が神社を参拝
して神に願い事をし、感謝を捧げる対象としての神です。
 「荒魂」というのは神の荒らぶる魂のことです。自然界におけ
る嵐や暴風雨、天変地異という激しい破壊的な側面です。このう
ち、「和魂」は、さらに次のように2つにわかれます。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
   幸魂(さちみたま) ・・・ 目に見える物質的側面
   奇魂(くしみたま) ・・・ 目に見えぬ精神的側面
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 「幸魂」は、動植物が成長し繁栄していくことを示す、物質的
側面のことです。これに対して「奇魂」は目に見えないもの――
人間のもっている愛情や動植物の生命力、または死んだ人の霊魂
をつかさどる御魂です。
 この大神神社の氏子のひとりに「サントリー」の創業者、鳥居
信治氏がいたのです。鳥居姓は大神神社の三ツ鳥居にあるのです
が、社名の由来は次のように決まったといわれます。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
      三ツ鳥居 ⇒ 三鳥居 ⇒ サントリー
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 実はこの「3」という数が八咫烏に大いに関係があるのです。
                   −−−[八咫烏005]

三ツ鳥居.JPG


この記事へのコメント
サントリーは赤玉ポートワインのラベルに描かれた太陽(sun)と創業者の鳥居(tory)さんの合成語ですよ。とサントリーの広報さんが申しておりました
Posted by なむ at 2010年03月31日 22:25
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