2010年06月01日

●ステファンにまつわる大麻疑惑(EJ第1629号)

 テレサ・テンの足跡をたどると、ステファンと交際をはじめる
前と後とでは大きく運命が変わっていることがわかります。ステ
ファンと会う前は運気が非常に強く、多少の障害があっても跳ね
返して伸びる力があったのです。実際にテレサ・テンはステファ
ンに会う時点では世界的な歌手になっていたのです。
 しかし、ステファンと会ってからはしだいに運気が弱くなり、
仕事も少なくなっていったのです。持病の喘息もひどくなり、体
調は必ずしも万全ではなくなっています。さらに、テレサ・テン
にまつわる疑惑というものもこのステファンと無関係ではないの
です。
 1990年1月16日――あの勝新太郎が大麻不法所持で逮捕
されています。それからしばらく経って、トーラスレコードにと
んでもない情報が飛び込んできたのです。「テレサ・テンが大麻
を吸っている」というウワサです。
 この件についてトーラスレコードの舟木社長は、即座にパリに
飛んでテレサ・テンに会い、その疑惑について聞いています。し
かし、テレサ・テンはこれについて「絶対にやっていない」と強
く否定しているのです。
 ところが、ステファンには強い疑惑があるのです。それは、テ
レサ・テンが亡くなった年のチェンマイのメービンホテルにおけ
るステファンの不審な行動がそれを物語っています。
 テレサ・テンとステファンは、1994年の年末から1995
年にかけてチェンマイのメービンホテルに宿泊しています。既に
述べたように、そのときのテレサ・テンの体調は思わしくありま
せんでした。事実、1994年の年末にテレサ・テンは喘息の発
作を起こし、チェンマイラム病院に入院しています。
 実はそのときステファンは不思議な行動をとっているのです。
1994年8月に2人でチェンマイに行ったとき、テレサ・テン
はつねにステファンと行動をともにしており、どちらかが1人で
出かけることはなかったのです。
 しかし、1994年の暮れに行ったとき、テレサ・テンはほと
んどホテルに閉じこもっていたのに対し、ステファンは夕方にな
ると、1人でよく外に出かけていたのです。
 1995年4月にチェンマイに行ったときは、外に出かけるの
はステファンだけであり、それも出かけるのは夕方以降に限られ
ていたのです。ステファンは一体何のために、どこに行っていた
のでしょうか。
 既出の『テレサ・テンの真実』(徳間書店刊)の著者は、4回
にわたりチェンマイに取材をかけ、そのときのステファンの行動
を追跡しています。同書によると、ステファンが夜になると行っ
ていたのは、メービンホテルの近くのナイトバザールに店を出す
屋台だというのです。この屋台は、30代の女性と20代の小柄
な男性がやっていたといいます。
 屋台を見張っていると、外国人のツーリストたちがよくその屋
台に立ち寄っており、外国人が何かを話すと小柄な男がバイクで
どこかに出かけて、20分ほど経つと戻ってきてタバコのような
ものを渡すのを目撃したというのです。
 屋台の男女にステファンの写真を見せると、ステファンが屋台
によく来ることは認めたのです。それに彼らは、テレサ・テンも
一緒に来たことがあり、青物の野菜炒めをよく食べていたといっ
ています。
 この屋台について同書には、次のように書かれています。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  あの客に渡したタバコ(?)は、本当は何だったのか。調査
 を進めた。チェンマイの麻薬捜査局によれば、この屋台は麻薬
 組織の末端の販売ルートの一つになっており、とくに外国人観
 光客が利用しているという。屋台には常備しておらず、注文が
 あるとバイク便で指定の時間、場所に届ける。
  ――宇崎 真/渡辺也寸志著、『テレサ・テンの真実』より
  徳間書店刊
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 実はステファンが大麻を吸っていたことをホテル側は知ってい
たと思われるのです。かつてメービンホテルに勤務していたとい
うスタッフの一人は次のように証言しています。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 昨年(1994年)15階のルームボーイとして働いていまし
 た。テレサさんの部屋のクリーンアップをしながら、ああ、こ
 の臭いは大麻だと直感しました。ほかの場所から臭ってきたな
 んてことはありません。とっても強い臭いですから。
                      ――前掲書より
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ホテル側はステファンが大麻を吸っていた事実について従業員
に厳重に口止めしています。それでいて、従業員に次の命令を出
しています。これはテレサ・テンの死亡当日の作業記録です。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
   REMARK (テレサ)の夫の動静を注意して観察すること
                    ――前掲書より
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 これで、ステファンがホテルに戻ってきて、なかなか病院に行
かなかった謎が少し解けるのです。それは、部屋にあったと見ら
れる大麻の処分と部屋にこもる大麻の臭いを何とかするため、時
間がかかったのではないかと考えられるのです。
 推測ですが、この件に関してはホテル側も関与している疑いが
あります。ホテルとしては、テレサ・テンはホテルの部屋で死亡
したのではなく、病院への移送中に死亡したことにしたかったの
です。それは、警察側の捜査が15階1502室に及ぶのを何と
しても避けたかったからです。
 それにホテル側はステファンの帰国を助けています。とにかく
ステファンには一刻も早く、ホテルをチェックアウトしてもらい
たかったわけです。      ・・・[テレサ・テン/24]


≪画像および関連情報≫
 ・ナイトバザールはメービンホテルの裏側にある。
 ・ナイトバザールは、市の中心部、チャーンクラーン通りの両
  脇の歩道に約900メートルに渡って夜のみ出現するショッ
  ピングスポットで、ここでの買い物はチェンマイ観光のハイ
  ライトのひとつと言ってもいいだろう。店は、移動式の屋台
  のような造りの幅2〜3メートルの小さなものが中心で、そ
  の数は膨大だ。扱っているものは、基本的にお土産用に大量
  生産された民芸品が多く、洋服なら洋服、銀製品なら銀製品
  というようにひとつのカテゴリのみを販売しているところが
  多い。同じものを売っている店が多数あるので、買い物をす
  る時には何軒かで値段を聞いて相場を確認してからにした方
  がいいだろう。
   詳細は−−−−−−−−−−−−
   http://www.sawadeechao.net/cnxgoods/goods.htm

ナイトバザール.jpg
ナイトバザール


posted by 管理者 at 03:00| Comment(0) | TrackBack(0) | テレサ・テン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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