2009年01月21日

●ロスリン礼拝堂の14本の柱の謎(EJ第1878号)

 既に述べたようにロスリン礼拝堂には、壁などに依存しない自
立構造で立っている柱が14本あります。そのうちの2本は、ヤ
キンとポアズの2本の柱です。
 このヤキンとポアズの柱を中心として、12本の柱の位置には
深い意味が隠されているのです。ところで、EJ1876号で説
明した「タウ十字」を覚えているでしょうか。
 タウ十字とは「T」字型の十字架ですが、このタウ十字を上、
右、左に組み合わせたかたちのものを「トリプル・タウ/三重の
タウ」というのです。添付ファイルを見ていただくとわかると思
いますが、ちょうど「H」の真ん中の「−」の上に「T」が乗る
かたちをしています。
 このトリプル・タウがロスリン礼拝堂にあるのです。添付ファ
イルに「ロスリン礼拝堂の平面図」があります。ヤキンとポアズ
の柱を含む礼拝堂の東側の8本の柱でそれは構成されていますが
わかるでしょうか。なお、自立構造の14本の柱は「●」印の部
分がそうです。間違いなく14本ありますね。
 西から東に向かってみた場合、先頭部分に当たる8本の柱がト
リプル・タウを構成しています。これは、フリーメーソンリーの
ロイヤル・アーチ階級の儀礼に出てくるのです。
 フリーメーソンリーには、各階級にそれぞれ「参入儀礼」とい
うものが設けられており、一段上の階級に上がるには決められた
儀礼を演じなければならないのです。儀礼のシナリオはあらかじ
め用意されており、志願者はセリフを丸暗記して唱えればよいの
です。志願者本人は、そこで演じられることの意味内容は別にわ
かっていなくてもよいのです。
 参入儀礼の様子を一般人が見ることはできませんが、もし、見
たとしたら「素人くさい下手な芝居」のように見えるはずです。
しかし、フリーメーソンにとってこの儀礼は欠くことのできない
重要な儀式なのです。
 儀礼の内容はもちろん秘密ですが、フリーメーソンリーに関す
る書籍から得られた情報によると、フリーメーソンリーの起源・
歴史に関するエピソードが多く含まれているようです。13階級
のロイアルアーチ儀礼では、次のように聖堂のレイアウトの指示
のようなものまで記述されています。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 これらの光は、正三角形の形に配置される。それぞれの三角形
 は、互いに交わることにより、その先端部分に小さな三角形を
 産みだす。そのすべては同じ大きさであり、メーソンリーの紋
 章と同じものである。これらの象徴的な配置は、秘儀的な「三
 重のタウ」に対応している。
     ――クリストファー・ナイト/ロバート・ロマス著/
     松田和也訳、『封印のイエス/「ヒラムの鍵」が解く
           キリストのミステリー』/学習研究社刊
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 これは何を意味しているのでしょうか。
 添付ファイルのロスリン礼拝堂の平面図を見てください。三重
のタウの下の2本の柱の底部を壁まで直線でつなぎます。そして
その直線と壁との2つの交点(A、B)を中心として、それぞれ
建物の幅を半径とする2つの弧を描くのです。そうすると、両者
はちょうど、最も西にある2本の柱の中央で交わります。最初に
引いた直線と壁との接点と弧の交わった点を直線で結ぶと、西を
頂点とする三角形が描けるはずです。
 次に、西から2番目の柱を同様に直線でつなぎます。2つの交
点(C、D)を中心に同様に弧を描くと、その交点は三重のタウ
の中心の柱の上でぴったりと交わるのです。そこでその交点とそ
れぞれ直線を引くと、東を頂点とする三角形ができます。
 この記号こそダビデの星――ソロモンの紋章になります。そし
て、そのソロモンの紋章の中心(X印)の下には要石がくるよう
になっているのです。おそらくこの要石の下に何らかの秘密文書
が眠っているものと思われるのです。
 フリーメーソンリーに関してここまで調べてくるに当たってい
ろいろな書籍を読んだのですが、核心に触れることを書いている
書籍は、ここまで何度も取り上げているクリストファ・ナイトと
ロバート・ロマスの『封印のイエス』に尽きると思うのです。
 ナイト/ロマスは、2人ともフリーメーソンであり、儀礼の内
容にも通じていて、メーソンでなければ書けない内容が公開され
ています。
 しかし、メーソンリーの儀礼のことなど書籍で公開していいの
かという疑問はあります。しかし、これに関してナイト/ロマス
は、次のように断っています。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 われわれが本書で公開しようとしている情報は、この誓い(フ
 リーメーソンの秘密を外部の世界に漏らさないということ)に
 反するものだ、とお考えになるメーソンもおられるだろう。だ
 が、イングランドの統合ロッジによれば、メーソンリーの守る
 べき秘密とは、会員相互の合図だけである。その意味で、本書
 を最後まで読んだとしても決してメーソンになりすますことは
 できない。         ――ナイト/ロマス前掲書より
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 どうやら、フリーメーソンリーにとっても、この結社の起源が
わかっていないということのようです。フリーメーソンの統合グ
ランドロッジは、この結社の起源に関する公式見解を一切出して
いませんが、それは彼らも実のところわかっていないからです。
「調査ロッジ」というのもあるそうですが、起源に関して組織的
な究明が行われているわけではないのです。
 ナイト/ロマスによると、メーソンが秘密を守っているのは、
その守秘の誓いが恐ろしいからではなく、彼ら自身が参加してい
る儀礼で唱える会話の意味がわからないことと、その奇妙な儀礼
をやることを他人に知られて嘲笑されることを恐れているのでは
ないかといっているのです。
            ・・・[秘密結社の謎を解く/52]


≪画像および関連情報≫
 ・ソロモンの紋章
  六芒星とは、上向きの三角形と下向きの三角形を組み合わせ
  た図形である。「ダビデの星」や「ソロモンの紋章」とも言
  われる、この図形は西欧の伝統では天空=大宇宙の諸力を制
  御する鍵として用いる事が多い。六芒星は各頂点が霊的惑星
  と対応し、一番上の頂点から時計回りに、土星、木星、金星
  月、水星、火星、そして中央が太陽に対応する。この対応は
  生命の樹への惑星の配属から来る。
 http://homepage3.nifty.com/know-thyself/imn/knowledge/knowle04.html

ロスリン礼拝堂の柱の秘密.jpg
ロスリン礼拝堂の柱の秘密


posted by 管理者 at 03:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 秘密結社の謎を探る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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