2008年12月31日

●漢字にはカッパーラがある(EJ第1866号)

 漢字破字法によって、もうもう1字分解してみる価値のあるも
のがあります。それは「高」の字です。
 結論からいうと、「高」の字は「生命の樹」をあらわしている
のです。「高」という字には、添付ファイルに示した旧字がある
のです。かつて高島屋が使っていた「高」の字です。
 3大ピラミッドのうちで最大のピラミッドである第1ピラミツ
ドの王の間のことを思い出して欲しいのです。この玄室には空の
石棺が置いてあったのですが、それが「高」の字の下の「口」を
あらわしています。玄室の天井は平坦ですが、それは「高」の下
の部分の箱型の部分です。
 この玄室の上には奇妙な石積みがあるのです。玄室の天井の板
石の上に、左右の支え石とともに3枚の板石、そして、さらにそ
の上に支え石なしでもう一枚、そして、その上に三角形の屋根が
載っているのです。(添付ファイル参照)
 これらの構造物が「生命の樹」に一致することは、EJ第18
56号の最後の部分で説明しているので、これ以上の説明は省き
ますが、「高」の字の箱型の上の部分は、旧字では「目」の字に
なっていることに注目していただきたいのです。これはピラミッ
ドの目と考えられますし、一見すると「梯子」にも見えます。こ
れは「ヤコブの梯子」といわれるものです。
 漢字破字法で分析すると、「梯」の字は、「弟の木」になりま
す。ここでいう「弟」とは預言者イサクの息子のヤコブのことで
あり、これは天まで届く「ヤコブの梯子」を意味しています。カ
ッパーラにおいて「ヤコブの梯子」は、そのまま「生命の樹」を
上昇することを象徴しているのです。
 このように、神道がカッパーラの思想に合致している例はいく
つも上げることができます。「古事記」の「神代の巻」といえば
聖書の「創世記」に当たるものですが、そこにはこの世のはじめ
に誕生した3人の神が登場します。3人の神は「原初三神」とい
いますが、明らかに絶対三神のことと考えられます。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
   1.高御産巣日神 ・・・ 御子 → 高木神
   2.天之御中主神 ・・・ 御父
   3.神産巣日 神 ・・・ 聖霊
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 この原初三神のうちで「高」という文字を含むのは、御子に当
たる「高御産巣日神」だけであり、さらにこの神は「高木神」と
もいわれるのです。「高木」は「高い木」そのものであり、天ま
で届く木を象徴しているのです。また、神々が住む「高天原」も
「高」という字が使われています。
 このように宗教には共通性があるのですが、とくにカッパーラ
の思想はどの宗教にも見られるものです。いずれも「生命の樹」
のようなものがあり、修行によって一歩一歩位階を上に昇ってい
くのです。そしてその位階ごとに「資格の証明」が果たされた者
に対して秘儀が口頭伝承される――その結果、秘儀の秘密を守る
組織としての秘密結社が必然的に誕生するのです。
 ダン・ブラウンの『ダ・ヴィンチ・コード』には、シオン修道
会、オプス・デイ、それにテンプル騎士団という秘密結社が登場
します。そして、ダン・ブラウンは、この部分は小説ではないと
いう意味を込めて、小説の冒頭に次のような断り書きを掲載して
います。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 この小説における芸術的作品、建築物、文書、秘密儀式に関す
 る記述は、すべて事実に基づいている。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 それでは、世界最大の秘密結社といわれるフリーメーソンは、
シオン修道会、オプス・デイ、テンプル騎士団とどのような関係
にあるのでしょうか。
 フリーメーソンの起源として有力視されているのが「ヒラム・
アビブ説」です。このヒラム・アピブという人物は、これまでに
何回か登場しているのですが、彼は、ソロモンの神殿の設計・建
設を総括して担当した人物です。
 ソロモンの神殿は、「生命の樹」を基本構造としており、世界
の雛形といわれているのです。つまり、ソロモンの神殿は物質的
な神殿ではなく、全人類によって構成される絶対神の神殿である
と考えるのです。フリーメーソンは、この神殿の構築を狙ってい
るといわれているのです。
 フリーメーソンについては、いろいろなとらえ方がありますが
絶対神ヤハウェ自身がフリーメーソンである――こういう説もあ
るのです。絶対神ヤハウェが天地創造するさまを描いた絵画にコ
ンパスを使っているのがあります。そういう意味で、昨日のEJ
において、「天皇」が「大工にして、白く輝く王」と解釈される
と述べましたが、天皇自身もフリーメーソンであるといえないこ
ともないのです。イエスも天皇も、「世界という神殿を建設する
大工、すなわち建設者」という発想です。確かに日本の天皇は、
神道の秘儀の伝承者であることは間違いはないことですから。
 フリーメーソンについて書かれた本は多いですが、どの本を見
てもその起源は非常に曖昧であり、はっきりしていないのです。
何しろすべてを秘密にすることで成り立っている組織ですから、
はっきりしないのは当然といえます。
 今から4500年前にノアの洪水が起こり、ノアの家族8人が
生き残ったといわれていますが、ノア自身がカッパーラの思想を
持つ預言者であったと考えられるのです。だから、神はノアを助
けたのでしょう。そして、ノアの3人の息子は父からカッパーラ
の秘儀の口頭伝承を受けていたものと思われるのです。
 そして、ノアの死後に3人の息子――長男セム、次男ハム、3
男ヤフェト――彼らは、今日の世界中のすべての人間の祖となっ
たのです。またしても「3」という数が出てきます。絶対3神の
「3」です。そして、フリーメーソンもここからはじまるという
説に立って考察を進めていきたいと思います。
            ・・・[秘密結社の謎を解く/40]


≪画像および関連情報≫
 ・「旧約聖書」――創世記より
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ヤハウェ・エロヒム(主なる神と日本では訳されている)は地
  上に増え始めた人々が悪を行っているのを見て、これを洪水
  で滅ぼすと「神に従う無垢な人」であったノア(当時600
  歳)に告げ、ノアに箱舟の建設を命じた。ノアとその家族8
  人は一生懸命働いた。その間、ノアは伝道して、大洪水が来
  ることを前もって人々懸命に知らせたが、耳を傾ける者はい
  なかった。             ――ウィキペディア
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ・イラストの出典について
  飛鳥昭雄/三神たける著
  『陰陽道』の謎/失われたカッパーラ」より 学研

漢字とカッパーラ.jpg


※1年間のご愛読有難うございました。来年は1月5日(月)か
ら掲載いたします。読者の皆様良いお年をお迎えください。


posted by 管理者 at 03:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 秘密結社の謎を探る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。