2008年12月12日

●ピラミッドは秘密結社入社儀式である(EJ第1854)

 加治将一氏は、クフ王のピラミッドは、エジプト神話に一貫し
て流れている「愛」と「死」と「復活」の儀式のための建物では
ないかといっています。
 加治氏は、これをフリーメーソンの入社儀式に当てはめて考え
ています。入社候補者は未完成の地下の間に集められるのです。
目隠しをされています。もっとも目隠しをされていなくても、地
下の間は漆黒の闇で何も見えません。これは「死」を意味してい
るのです。そして、この闇のなかで、これまでの生き方を振り返
って懺悔するのです。
 一定の期間が過ぎると、候補者は司祭に導かれて、大回廊に通
ずる小さな上方通路を這ってよじ登ります。この穴は非常に狭く
四足でよじ登らなければならないのです。これは人間としては認
められていないことを意味しています。
 候補者のなかには、登り切れず地下の間にすべり落ちてしまう
者もいます。しかし、登り切らない限り、先に進むことはできな
いのです。
 登り切ると、水平の通路が南に通じています。ここも立って歩
くことはかなわず、身体を屈めて進むしかないのです。とかし、
なんとか二足で歩くことができます。そして候補者は、女王の間
に導かれます。目隠しはまだされたままであり、その状態で司祭
たちによっていろいろな試問が行われます。そして、合格した者
だけが次の段階に進むことができるのです。資格なしと判断され
た者はピラミッドの外に出されてしまうのです。
 女王の間を出て水平通路を戻り、大回廊に出ます。しかし、こ
こには落とし穴があり、その穴に落ちてしまう者もいます。神に
運を試されるのです。穴に落ちてしまうと、元の地下の間に逆戻
りしてしまうことになります。
 それをクリアした候補者は、大回廊を上に向かって歩かされま
す。ここは立って歩くことができます。はじめて、人間として認
められたことを意味しています。そして、候補者は王の間に導か
れます。儀式の総仕上げです。
 そこでも何らかの試問が行われ、それが済むとはじめて目隠し
が外されます。まぶしい一筋の光が目に飛び込んできます。これ
は通気孔から入ってくる光です。この光は復活をあらわしている
と加治氏はいっています。
 この記述は、既にご紹介している加治将一氏の次の本に出てい
ます。改めてご紹介しておきます。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    加治将一著
    『石の扉/フリーメーソンで読み解く歴史』
                    新潮社刊
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 しかし、これをもってこのピラミッドが建てられた時代に既に
フリーメーソンが存在したということではないのです。加治氏自
身も、「古代エジプトに存在した密教の儀式ではないか」といっ
ているのです。それにしてもピラミッドがフリーメーソンの儀式
にぴったりの建物構造であることは確かなのです。
 一般的にピラミッドは「王の墓」と考えられています。古代エ
ジプトのピラミッドのほとんどは「墓」なのです。なぜなら、そ
の内部には石棺があって、その中からミイラが必ず発見されてい
るからです。
 ところが、ギザの3大ピラミッドは例外なのです。最も巨大な
クフ王のピラミッド――第1ピラミッドには墓を示す証拠は何も
ないのです。ピラミッドの中心部分を「玄室」――王の間――と
いいますが、そこには石棺はあるものの、中にはミイラはおろか
副葬品も一切なかったのです。
 3大ピラミッドのうち、内部からミイラが発見されたのは、第
3ピラミッドからだけです。1837年に玄室から石棺が発見さ
れ、周辺から人骨が発見されているのです。
 ところが、発見された石棺と人骨は外部に持ち出され、英国に
向けて船積みされてしまうのです。しかし、途中で船が難破し、
貴重な遺品は海に沈んでしまったのです。しかし、この発掘を指
揮したのは、リチャード・ハワード・ヴァイスなる人物であり、
問題のある人物なのです。
 このリチャード・ハワード・ヴァイス――貴族出身で、英国の
陸軍大佐なのですが、彼は中東を歴訪し、エジプトでピラミッド
――とくに3大ピラミッドの調査に従事したのです。そして、第
1ピラミッドの「王の間」からある空間を発見するのです。この
空間――独特の石積みの最上部の空間で、「重力拡散の間」と命
名されています。
 そして、この重力拡散の間からクフ王の名のヒエログリフがあ
ることをヴァイスは見つけているのです。1873年5月のこと
です。この功績に対し、英国は将軍の地位を贈っています。
 しかし、後年宇宙考古学者ゼカリア・シッチンによって、これ
が真っ赤な偽物であることが証明されたのです。そうなると、最
大の第1ピラミッドが「クフ王のピラミッド」であるという根拠
がなくなってしまったのです。それに加えて、海で消失したとい
う第3ピラミッドの石棺と人骨も、果たして本当なのかどうか大
変疑わしいものとなってしまったのです。
 3大ピラミッドが王の墓ではないとすると、果たしてこれらの
ピラミッドは何のための建物であるかということになります。秘
密結社の儀式の建物というのもひとつの考え方ではありますが、
何かもっと大きな秘密がそこに隠されているのではないかとも考
えられるのです。
 それにピラミッドの建設年代は、紀元前2500年以上前のこ
とであり、ノアの洪水よりもさらに前のことであると推定されて
いるのです。ということは、3大ピラミッドは、ノアの洪水の被
害を受けているのです。そのような古い時代の建物にどうしてフ
リーメーソンの痕跡があるのでしょうか。
            ・・・[秘密結社の謎を探る/28]


≪画像および関連情報≫
 ・3大ピラミッドの見方
  3大ピラミッドを見ると、一番大きく見えるのは、中央の第
  2ピラミッド(カフラー王)が一番大きく見える。しかし、
  一番大きいのは第1ピラミッド(クフ王)である。遠いのと
  少し、低いところにあるので、そのように見えるのである。
  そして一番左が第3ピラミッド(メンカウラー王)である。

ギザの3大ピラミッド.jpg


posted by 管理者 at 03:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 秘密結社の謎を探る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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