2008年12月08日

●古代エジプト王朝の2本の柱(EJ第1850号)

 エジプトのピラミッドの建設にフリーメーソンが関わっていた
かどうか――これを示す証拠は現在のところ明確なものは何もな
いのです。何しろ今から5000年以上前の話なのです。その時
代にフリーメーソンが存在したかどうかは誰にもわからないので
す。しかし、調べれば調べるほど、フリーメーソンはエジプトと
密接な関係があるといえます。
 エジプトといえばナイル川です。エジプトは雨が少ないので、
そこに住む人々にとって、ナイル川は生命線だったのです。8月
の終わりから9月にかけて決まってナイル川は氾濫します。氾濫
が激しいとその被害は甚大なものになりますが、逆に少な過ぎる
と、今度は灌漑用の水が得られず、飢饉になってしまうのです。
このように、エジプト人は死ぬも生きるもナイル川の振る舞いに
よって大きな影響を受けたといえます。
 ナイル川流域に定住農耕民が出現したのは、紀元前3000年
代のことです。はじめに村落ができ、その村落はやがて国へと発
展し、紀元前3100年には上下エジプトを支配する統一王朝が
誕生していたのです。
 上エジプト、下エジプトといわれても、ピンとこないと思いま
す。添付ファイルの地図を見てください。エジプトでは、古い時
代から砂漠が広がっていたため、ナイル川の近くだけが居住に適
していたのです。
 居住民は、広さが日本の4倍程度の面積となる範囲で生活をし
ていたのです。ナイル川の上流は谷合であって、ナイル川一本だ
けが流れ、下流はデルタ地帯が広がっています。そして、上流と
下流でそれぞれ違った文化が発展したのです。それが上エジプト
と下エジプトです
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  上エジプト ・・・ ナイル川上流の細長い峡 谷地帯
  下エジプト ・・・ ナイル川下流に広がるデルタ地帯
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 初期キリスト教に関する秘密文書が見つかったのは、上エジプ
トのナグ・ハマディです。何かを隠すには格好の場所です。いわ
ゆるギザのピラミッド群は下ピラミッドにあるのです。位置関係
を頭に入れておいてください。
 ピラミッドができる前、上下エジプトには2つの柱が立ってい
たといいます。地図にあるように、上エジプトの南の柱、下エジ
プトの北の柱です。
 南の柱はのちにテーベとなる古代都市ネヘブにあり、北の柱は
アヌという都市(聖書ではオン)にあったのです。これらの柱は
「聖柱」と呼ばれています。
 この上下エジプトは、紀元前3100年頃に統一され、統一王
朝ができているのです。二つの国土がひとつになると、南北の2
つの聖柱は、天空女神ヌウトの光で空中で結ばれ、巨大な門を形
成しているとエジプト人は考えたのです。
 東の方からその巨大な門に向うと、右側に北の柱、左側に南の
柱が立っているわけです。これらの2本の柱は、フリーメーソン
リーの儀式にも登場するのです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
       右の柱 ・・・ ヤキン → J
       左の柱 ・・・ ポアズ → B
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 エジプトでは、世界はヌンと呼ばれる原始の混沌から出現した
と考えたのです。その混沌のなかに秩序を確立すること――それ
は世界を確立することにつながるのです。この「確立」をあらわ
すものが、ヤキンです。
 これに対して左の柱は、ボアズ――すなわち「力」です。下エ
ジプトが強力な侵略者に襲われると、上エジプトの発揮する力を
意味しているのです。そして、ヤキンとボアズの2本の柱――J
とBが健在であれば、それは「安定」を意味するのです。
 これら2本の柱は二元論をあらわしていて、それぞれ次のよう
なキーワードを意味しているのです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
         J/ヤキン   B/ポアズ
         オシリス    イ シ ス
         男  性    女   性
         太  陽    月
         昼       夜
         火       水
         金       銀
         能  動    受  動
         3       5
         赤       白 か 黒
         啓  発    無 駄 口
         牡 牛 座    双 子 座
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 フリーメーソンの儀式と深い関係があるといわれるモーツァル
トの歌劇『魔笛』には「夜の女王」が出てきますが、それに対応
するのは「ザラストロ」です。ザラストロは胸に太陽の紋章をつ
けていることでわかるように昼の象徴なのです。そして、夜の女
王は月の光を浴びて登場します。夜と昼、月と太陽というキーワ
ードがそれぞれ対応しているのです。
 とにかく『魔笛』は謎だらけのオペラなのです。そして、それ
は驚くほど、フリーメーソンの儀式に酷似しているのです。いず
れにしても、このヤキンとボアズ――エジプトの統一王朝のとき
に存在していたことがわかっています。実はソロモンの神殿にも
2本の柱があり、「ダヴィンチ・コード」とつながってきます。
 そして、もうひとつ、エジプト文化の中心には「マアト」とい
う考え方があります。これがメーソンリーの考え方と非常によく
似ているのです。「マアト」については、明日詳しく考えたいと
思いまいす。      ・・・[秘密結社の謎を探る/24]


≪画像および関連情報≫
 ・旧約聖書『創世紀』より
  ―――――――――――――――――――――――――――
  「初めに、神は天地を創造された。地は混沌であって、闇が
  深淵の面にあり、神の霊が水の面を動いていた。神は言われ
  た。『光あれ』と。こうして、光があった。神は光を見て、
  良しとされた。神は光と闇を分け、光を昼と呼び、闇を夜と
  呼ばれた。夕べがあり、朝があった。第一の日である」。
       http://www.relache-jpn.net/report/tarot.htm
  ―――――――――――――――――――――――――――

エジプトの2本の柱.jpg


posted by 管理者 at 03:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 秘密結社の謎を探る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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