1999年に一度フリーメーソンの話をEJのテーマとして取
り上げましたが、その後何回かさらに詳しい特集をしようと思っ
たことがあります。そのためには資料を集める必要があります。
添付ファイルに付けた本は、資料のひとつとして今から4〜5年
前に購入した本です。
一読して、かなり難解であり、当時の私の知識では歯が立ちそ
うになかったので、そのまま積んでおいたのです。しかし、最近
になって「ダヴィンチ・コード」関連の書籍を読むと、必ずとい
ってよいほど、この本が引用されているので、驚いたのです。
だから、本というものは買えるときに買っておくべきものなの
です。そうすれば、後で必ず役に立ってくるものです。いずれに
せよ、この本はフリーメーソンの謎を解く重要な鍵になると考え
ています。
著者は、次の2人ですが、特徴的なことは、2人ともフリーメ
ーソンと名乗っていることです。
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クリストファ・ナイト
ロバート・ロマス
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もうひとつ変わっていることは、2人とも専門分野が特殊であ
ることです。こういう本を書く人といえば、歴史の専門家か作家
と相場が決まっていますが、ナイトは広告とグラフィック・デザ
インの専門家であり、ロマスは半導体工学の専門家であり、弾道
ミサイルの誘導システムの開発などに従事したこともあるという
のですから、驚きです。
歴史問題をめぐって日本と韓国、中国との関係がおかしくなっ
ています。しかし、歴史というものは必然的に改ざんされるもの
なのです。なぜなら、人間というものは、どうしても自分に都合
の悪いものは隠蔽してしまう傾向があるからです。
ローマ・カトリック教会にしても、やはり都合の悪いことは隠
蔽するか、「異端」として葬り去ってきました。そうでもしなけ
れば、今日われわれの知るキリスト教なるものは、影も形もなく
なっていたはずです。
前述のナイト/ロマスによると、過去にあったと考えられる発
見には次の3つに分類できるというのです。
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1.発見されて、公式に記録に残っている
2.隠滅されたか、失われてしまっている
3.発見されたが、秘密にされているもの
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テンプル騎士団は、既に述べてきたように、ソロモンの神殿か
ら何かを探し出し、それを教皇に示し、その見返りに特別な権利
を得ていたと考えられます。それは、カトリック教会側にとって
隠しておきたいものであったとすると、テンプル騎士団を異端と
して弾圧することには納得性があります。フィリップ4世の単な
る企みばかりではなかったというのはこういう根拠からです。
しかし、いくら巧妙に隠していてもそれは後日必ず発見される
ものなのです。事実20世紀には、宗教に関する失われた写本が
数多く発見されています。その中でもキリスト教会にとって衝撃
を与えた発見は次の2つです。
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「死海文書」
「ナグ・ハマディ文書」
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「グノーシス」という言葉をご存知でしょうか。
グノーシスという言葉はギリシャ語で「知識」、もしくは「理
解」を意味するそうです。といっても、それは普通の「知識」や
「理解」ではなく、ナイト/ロマスによると、「より霊的な、た
とえていえば仏教徒が瞑想によって悟るような知識」を指してい
るのです。
グノーシス主義とは、己を知って、自然と自然科学を評価する
ことが神への道であるとし、イエス・キリストを神ではなく、釈
尊やムハンマドらと同じ意味で悟りを得た人物とみなす――こう
いう特色があるのです。
1945年12月に、一人のアラブ人が、上エジプトのナグ・
ハマディで考古学上驚くべき発見をしているのです。それが「ナ
グ・ハマディ文書」――別称「グノーシス福音書」といわれるも
のです。さらに同時期に、死海北西岸の岩山のクムラン洞穴群を
中心とする各地で発見されたのが、「死海文書」です。旧約聖書
の研究、キリスト教成立前後のユダヤ教の姿を知るうえでの貴重
な文献であり、一般にはイエスの生まれる少し前の文書だといわ
れているのです。
ダン・ブラウンの「ダヴィンチ・コード」のプロットを支える
宗教的な土台というかスタンスは、この「グノーシス福音書」を
土台としているのです。歴史の闇に葬られた思想の再発見につな
がるとされるこの福音書は、「ダヴィンチ・コード」において、
ダン・ブラウンによって、この文書を本当の事実とウソを融合さ
せる道具立てとして巧みに使われています。
映画のシーンにもありましたが、ダン・ブラウンは宗教学者の
リー・ティービングをして、ソフィーに次のように明言し、その
証拠として、ナグ・ハマディ文書、すなわち、「グノーシス福音
書」――ポスター並みの大きさの革装本を見せています。
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イエスとマクダラのマリアの結婚は史実として記録されている
――リー・ティービング
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ナグ・ハマディ文書には、新約聖書の福音書と同じくらい古い
ですが、そこには新約聖書とは異なるイエスの教えが書かれてい
るのです。「ダヴィンチ・コード」はこれをプロットの核心とし
ているので、話題騒然となったのです。
・・・[秘密結社の謎を探る/21]
≪画像および関連情報≫
・ナグ・ハマディ文書
1945年12月、エジプト南部に位置するナイル河畔の町
ナグ・ハマディ付近で、一人のアラブ人農夫によって発見さ
れた。彼らは肥料に使う軟土を掘り出すために、ナグ・ハマ
ディ郊外へと出かけた。そこは150以上の洞窟がある山で
エジプトの長い歴史の中で、墓場や修道院などに使われた場
所だった。そこを掘っていると偶然、赤い素焼きの壺が出て
きた。好奇心に駆られた彼らは、それを割ったところ、中か
ら出てきたのは、ボロボロになったパピルスの写本の束だっ
たのである。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~occultyo/gnousisu/naguhamady.htm
2008年12月03日
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