2008年11月13日

●クリントン前大統領の正体を探る(EJ第1834号)

 EJ第1830号からEJ第1832号にかけて、クリントン
がシオニスト派の支持を受けて大統領選を戦い、強敵父ブッシュ
元大統領を破って当選したものの、大統領になると一転して世話
になったシオニスト派を裏切り、米財界保守本流の意向に沿って
行動したことについてお話ししました。そして、それは、ロック
フェラー財閥主導による政権の換骨奪胎、すなわち、政権乗っ取
りが行われた結果であると述べています。
 これは、『ロックフェラー対ロスチャイルド』(徳間書店刊)
の著者、藤井昇氏の所説を参考にして書いたものです。しかし、
よく考えると、この説には少し矛盾があるのです。クリントンは
1996年の大統領選で対抗相手のボブ・ドールを破り、余裕を
持って再選されているからです。
 第1期ではシオニスト派を裏切ったのですから、1996年の
選挙では支持が得られないはずです。ロックフェラーに代表され
る財界の保守本流としても、独自の候補を立てればよいわけです
から、別にクリントンを応援するまでもない――それなのにクリ
ントンは楽勝しているのです。
 ところで、1992年の大統領選に意外な事実があるのです。
現在、ウエスト・ヴァージニア州選出の上院議員であるジェイ・
ロックフェラーなる人物が1992年の大統領選に民主党から出
馬し、予備選でクリントン候補に敗れているという事実です。
 これは、EJで何回もご紹介している副島隆彦氏の所説なので
すが、これが正しいとすると、EJ第1830号において、19
92年の選挙には、ロックフェラー上院議員は手を上げなかった
と書いたのは誤りということになります。
 このジェイ・ロックフェラーとは何者でしょうか。
 この人は、ロックフェラー家の正当な嫡男であり、正式名称は
ジョン・ダヴィットソン・ロックフェラー4世です。創業者の初
代石油王ジョン・ダヴィットソン・ロックフェラー1世(ロック
フェラー・ジュニア)の4代目ということになります。彼の父親
は、ジョン・ダヴィットソン・ロックフェラー3世です。以下、
4世をジェイ・ロックフェラーと呼ぶことにします。
 それでは、どうしてロックフェラー4世は選挙でクリントンに
敗れてしまったのでしょうか。
 それは、4世の叔父に当たるロックフェラー家現当主デイヴィ
ット・ロックフェラーがクリントンの方に肩入れしたからなので
す。これは、副島氏によると、要するに「本家と分家の争い」で
あるというのです。
 3世が亡くなったとき、ジェイは41歳であり、十分後を継げ
る年齢に達していたにもかかわらず、3世の弟であるネルソン・
ロックフェラーが当主となり、さらにネルソンが死去すると、や
はり3世の弟である当時64歳の現当主のデイヴィット・ロック
フェラーへ当主の座がたらい回しされたのです。つまり、2代に
わたって分家があとを継いでいることになります。そこには、典
型的な跡目相続の醜い争いがあるのです。
 1992年の大統領選のさい、当時現当主のロックフェラーは
77歳に達していたのですが、世紀の嫡男であるジェイが大統領
選に出ると知ると、クリントンに肩入れして予備選でジェイを敗
退させ、それを阻止したのです。そして、91歳に達した現在も
デイヴィットはロックフェラー家の当主を続けているのです。
 そうなると、クリントンは一体何者かということになります。
なぜ、ロックフェラーが当時アーカンソー州の知事でしかないク
リントンを支援したのでしょうか。
 それには、ロックフェラー家の家系を少したどってみる必要が
あります。ロックフェラー2世には次の5人の男の子がいたので
す。つまり、5人兄弟です。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
   ジョン・ダヴィットソン・ロックフェラー3世
   ネルソン・ロックフェラー
   ローレンス・ロックフェラー
   ウィンスロップ・ロックフェラー
   デイヴィット・ロックフェラー  → 現当主
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 このうち、3世に次いでネルソン、デイヴィットがそれぞれ当
主になったことは既に述べました。注目すべきはウィンスロップ
・ロックフェラーという人物です。驚くべきことに副島氏は、ク
リントンは、このウィンスロップ・ロックフェラーの実子である
というのです。そういう噂は確かにあったのですが、副島氏はわ
ざわざ米テキサス州まで取材に行き、それが間違いないことを確
認しているのです。
 確かに、ウィンスロップはアーカンソー州の知事をやっていま
すし、後にクリントンが州知事になれたのも納得がいきます。ま
た、クリントンが大秀才しかもらえないローズ奨学金で英国に留
学していること、エール大学に入学していること――普通の貧し
い家庭の子供が歩める道ではないのです。
 クリントンが高校生のときに時のジョン・F・ケネディ大統領
と握手した話は有名ですが、そのセレモニーの主催者はアーカン
ソー州知事であった父のウィンスロップなのです。米国のメディ
アはこのときの映像をよく流していましたが、実はクリントンの
そばに父親が写っていたのに、メディアの映像ではそれがカット
されているのです。
 クリントンは次の大統領選で妻のヒラリーを出馬させ、夫婦そ
ろってホワイトハウスに復帰することを狙っています。これにも
デイヴィット・ロックフェラーの影がちらついているのです。
 ところで4世のジェイはニューヨークの金融財界を掌握しよう
として動いているといわれます。そして遅まきながら、当主の座
を本家に戻そうとしています。それには、現当主のデイヴィット
とクリントンが立ちふさがることは間違いないといわれます。
 このようにクリントンはロックフェラー家の現当主をバックに
驚くべき政治力を持っているのです。 
           ・・・[秘密結社の秘密を探る/08]


≪画像および関連情報≫
 ・副島隆彦著、『老人税』/祥伝社刊
  ロックフェラーといえばアメリカを支配する黒幕と言われて
  いますが、ヨーロッパを支配しているのはロスチャイルド一
  族で、両者は対立・競争関係にあるという人がいます。また
  「陰の世界政府」と呼ばれ、世界を陰で動かしている勢力は
  ロスチャイルドやロックフェラーをも操ることのできる大き
  な力をもつ組織だという説もあります。
  http://www.h2.dion.ne.jp/~apo.2012/bookstand-rojinzei.html

副島隆彦氏の本.jpg


posted by 管理者 at 04:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 秘密結社の謎を探る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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