2008年08月13日

●人面岩は人間とライオンの融合物である(EJ第1548号)

 昨日のEJで火星の「インカシテイ」について触れましたので
今朝はこの話からはじめます。
 1971年5月30日のことです。米国は火星探査機の「マリ
ナー9号」を打ち上げます。マリナー9号は同年11月13日に
世界ではじめて火星の周回軌道に乗ることに成功し、火星表面の
70%をカバーする7329枚の写真を撮影し、地球に送ってき
たのです。
 その中の1枚――南経80度、東経64度の南極付近の写真に
奇妙なものが写っていたのです。それは、ほぼ正確に4〜5キロ
の幅で区切られた遺跡のような地形なのです。添付ファイルの写
真Aをごらんください。
 NASAの科学者ジム・カッツと国立地質調査所のラリー・ソ
ダーブロムは、ヴァイキング計画のためにマリナー9号の写真を
チェックしているときにこの不思議な地形を発見――見た目の第
一印象から「インカ・シテイ」と名づけたのです。
 「インカ・シテイ」の名前のもとになったのは、南米ペルーの
インカ遺跡マチュピチュ――正確な長方形が整然と並んでいると
ころなど、共通点は確かに多いです。インカ遺跡マチュピチュに
ついては、添付ファイル写真Bをごらんください。
 しかし、そのときからNASAは一貫して「自然の光と影のい
たずら」という主張をしており、当のジム・カッツは建前上、こ
れは自然の地形であると述べる一方で割り切れないものを感じて
いたと思われます。自然の産物にしては、あまりにも不気味な規
則性があり過ぎるからです。ラリー・ソダーラムとその同僚のハ
ロルド・マサースキーも地質学者として、「自然の地形としては
ほかに類例がない」と述べています。
 しかし、NASAの科学者アーデン・オルビー博士は、CNN
との会見で、次のように述べて、人工物であることを否定してい
るのです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  地盤に強い圧力がかかった場合、比較的、軟らかい部分が押
 し固められ、それ以外がやがて侵食される。インカ・シテイは
 そうした地形の一例に過ぎない。――アーデン・オルビー博士
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 火星と地球では重力や気候などの環境が違うものの、地形の形
成メカニズムについては、同じように扱うことができる――これ
がNASAの科学者の意見のようです。それならどうして地球上
で、インカ・シテイに似た構造がひとつも見つからないのでしょ
うか。NASAの主張には説得力が欠如しています。
 このように、火星にはシドニア地区だけに異常構造物があるの
ではなく、いろいろな場所にそういうものが発見されているので
すが、NASAは公式には一向に認めようとしないのです。
 ここで、もう一度人面岩の話に戻りましょう。
 マーズ・グローバル・サーベイヤー(MGS)が撮って、20
01年にNASAが公表した真上から撮った人面岩の写真――ホ
ーグランドは、これに対してさまざまな分析をしています。人面
岩の顔を左右半分にカットして、それぞれを鏡合わせにする――
例えば、左半分をカットしてそれから右半分を作成して貼り合わ
せて左右対称の顔にする――これを鏡合わせというのです。
 このようにして左半分を合成すると、写真Cのように動物の顔
になるのです。これに少し手を加えたものが写真Dです。これは
まさしくライオンの顔そのものです。
 同様にして右半分を合成すると写真Eのようになります。これ
は若干猿の顔に似ており、人間の顔に近いと考えられます。目を
補正すれば人間の顔になると考えられます。ちなみに、ヴァイキ
ングが撮影した人面岩についても同じことをやっていますが、同
様の結果になっています。
 このことから、火星の人面岩は人間の顔とライオンの顔との融
合の産物なのです。人間とライオンの融合というと、エジプトの
スフィンクス――首から上は人間、下はライオン――を連想する
と思います。ピラミッドといい、人面岩といい、火星とエジプト
文明は何かがつながっているのです。
 スフィンクスといえばそこに大きな謎があるのです。スフィン
クスは第2ピラミッドの参道脇にある大スフィンクス像のことで
すが、このスフィンクスは侵食がひどく、これまで何度も修理が
行われてきているのです。同時期に建造されたといわれている河
岸神殿はビクともしていないのに、なぜスフィンクスだけがそん
なに傷んでいるのでしょうか。
 1973年にフランスの数学者であるR・A・シュワレ・ド・
リュピタは、大スフィンクスの頭部以外は水による侵食を受けて
いると指摘しています。しかし、エジプトのカイロは、ここ数千
年間乾燥状態にあり、ほとんどまとまって雨が降らないのです。
したがって、水による侵食はあり得ない――こういうわけでリュ
ピタの説は誰も注目しなかったのです。
 しかし、そうともいえなくなってきたのです。スフィンクスを
含む三大ピラミッドの建造年代に疑問が出てきたからです。つま
り、これが建造されたのは1万2000年以上前のことであると
いう説が出てきたからです。
 これについては、改めてテーマを設けて述べることにして、も
う一度人面岩に戻ります。MGSの人面岩の画像をもとにして作
られた3D画像があります。添付ファイルの写真Fですが、上は
東、下は西から人面岩を見ています。下の画像を見ると、2つの
コブがはっきり見えます。これが「ツインピークス」と呼ばれる
ものですが、何のことはない。人面岩なのです。
 マーズ・パス・ファインダー(MPF)から最初に送られてき
た写真に「ツインピークス」は写っていたのですが、これは人面
岩を西から撮影したものであり、MPSの着陸地点がアレス峡谷
ではなく、シドニア地区であることの証拠になります。つまり、
カール・セーガン基地は、人面岩のあるシドニア地区ということ
になるのです。         ・・・[火星の研究/27]


≪画像および関連情報≫
 ・写真メモ
 ・写真A−−MGSの撮影したインカ・シテイ
  写真B−−インカ遺跡マチュピチュ
  写真C−−左部分の合成写真――ネコ科の動物の顔
  写真D−−写真Cの補正写真――ライオンの顔
  写真E−−右部分の合成写真――人間の顔
  写真F−−MGS撮影の人面岩の3Dグラフィックス

人面岩の画像解析.jpg
posted by 管理者 at 04:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 火星の研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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